韓国への核再配備検討を

Published by
共同通信

 【ワシントン共同】米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は19日、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の脅威を抑止するため、韓国への核兵器再配備を検討するべきだとの政策提言を発表した。米国が核兵器と通常戦力で同盟国の防衛に関与する「拡大抑止」を強化し、日米韓3カ国の連携を一層深めるよう求めた。

 提言をまとめた委員会は、CSISのハムレ所長とナイ元国防次官補が共同座長を務め、知日派のアーミテージ元国務副長官ら防衛・外交の専門家が名を連ねた。

 米国がウクライナ危機対応に注力する現状は、北朝鮮が核攻撃能力の開発を進める「好都合な環境」を与えていると指摘した。