給食無償対象、マイナカード必須

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共同通信

 岡山県備前市が2023年度から、市立小中学校の給食費無償化の対象をマイナンバーカード取得者に限定する方針であることが20日、分かった。市が力を入れるカード普及事業の一環だが、市民からは「カード取得を強制しかねない」と反発の声も上がっている。

 市では国の新型コロナウイルス対策の交付金を活用し、22年度は給食費を全額免除。23年度からは、世帯全員がカードを取得している場合に限って無償化を継続する方針だ。

 市によると、0~2歳を対象に市独自で無償化している保育料についてもカード取得を条件とする方針。市のカード交付率は22年12月末時点で約68%となっている。