自民党本部侵入も認める

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共同通信
自民党本部=東京・永田町

 偽のバッジで国会議員に成り済まし東京都内の中央省庁の庁舎に侵入したとして、建造物侵入などの罪に問われた東京都品川区の無職藤本叶人被告(22)は23日、東京地裁で開かれた追起訴審理で、昨年8月に東京・永田町の自民党本部に侵入したことを認めた。

 検察側によると、党本部の空気を味わいたかったという。省庁侵入を繰り返す中で思い立ち、当時は会議が開かれていた。「有名な人がいないかと思い、写真撮影した」との供述調書が朗読された。

 昨年12月の初公判では、厚生労働省などが入る東京・霞が関の中央合同庁舎5号館や外務省などに侵入したと認めていた。