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共同通信
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米インド太平洋軍のデービッドソン前司令官は23日、東京都内で共同通信の単独インタビューに応じ、中国の習近平指導部の3期目任期が満了する2027年までに中国が台湾を攻撃する可能性があるとの見解は変わらないと強調した。日本の反撃能力(敵基地攻撃能力)保有の動きを歓迎し、米国製巡航ミサイル「トマホーク」導入が「最速の方法だ」と語った。
デービッドソン氏は習国家主席が昨年10月の共産党大会で台湾統一に向けて「武力行使の放棄を約束しない」と述べたことに触れ、自身が現職司令官時代に27年までに台湾有事が起きる可能性があるとした分析が「今も当たっている」と指摘した。