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共同通信
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【ワシントン共同】米国で人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めた1973年の最高裁判決「ロー対ウェード」から50年となった22日、ワシントンやニューヨークなど全米各地で中絶の権利擁護を求めるデモが行われた。昨年6月に最高裁が同判決を覆して保守的な州で中絶規制強化が進む中、参加者たちは「中絶を選ぶかどうかは女性の権利だ」と訴えた。
ハリス副大統領(民主党)は22日、フロリダ州で演説し「女性から基本的な権利を奪った」と昨年の最高裁判決を非難。中絶について「政府が決めることではない」と述べ、規制を強化する州法を相次いで成立させる共和党が優勢な各州を批判した。