台湾切迫せずと冨田駐米大使

Published by
共同通信
インタビューに応じる冨田浩司駐米大使(共同)

 【ワシントン共同】冨田浩司駐米大使は23日、共同通信のインタビューに応じ、中国が台湾に侵攻する可能性について「必ずしも切迫したものだとみていない」と述べ、意図しない形で事態が激化しないよう「状況を管理することが大事だ」と指摘した。5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に合わせたバイデン大統領の長崎訪問については決まっていないとの認識を示した。

 岸田文雄首相は今月、就任後初めてワシントンを訪問し、バイデン氏とホワイトハウスで会談した。冨田氏は「両国の立場が非常に高いレベルで一致していることを確認できた」と成果を強調した。