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共同通信
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【ワシントン共同】米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は24日の記者会見で、急速な軍拡を続ける中国に対抗するため、日本の南西諸島から台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」に射程500キロ以上の中距離ミサイルを置く米軍の構想に関して現時点で「日本に配備する計画はない」と述べた。
米国は2019年8月にロシアとの中距離核戦力(INF)廃棄条約が失効したことで地上発射型中距離ミサイルの配備が可能になった。対中抑止の柱として位置付ける中距離ミサイルの配備先が焦点で、関係国との調整を今後本格化させる可能性がある。