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共同通信
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与野党は27日の参院議院運営委員会理事会で、今国会も登院していないNHK党のガーシー参院議員に対し、国会法に基づき懲罰の手続きに入るよう尾辻秀久参院議長に申し入れることで合意した。今後も欠席が続くなら、ガーシー氏への懲罰は避けられない情勢だ。
国会法は議員に対し、召集日に国会に集まるよう規定する。正当な理由なく7日以内に来ない場合、議長は出席を促す「招状」を出せる。懲罰には重い順に除名、登院停止、議場での陳謝、戒告がある。
ガーシー氏はアラブ首長国連邦(UAE)などに滞在。昨年7月の参院選で初当選後、一度も登院せず、今年3月に帰国する意向を示している。