首相、賃上げへ「政策総動員」

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共同通信

 岸田文雄首相は27日の参院代表質問で、構造的な賃上げの実現に向け「民間だけに任せることなく、政府として政策を総動員して環境整備に取り組む」と強調した。少子化対策を巡り「0~2歳児へのきめ細やかな支援を含め、子育て政策として充実する内容を具体化する」とも述べた。

 賃上げに取り組む企業に対する税制や補助金面での優遇などの措置を進めていると説明。子育て政策については「最も有効な未来への投資だ」として、財源の在り方も含めた検討を急ぐ考えを重ねて示した。

 5月のG7広島サミットには「被爆の実相を伝えていくことは核軍縮に向けた取り組みの原点として重要だ」と指摘した。