ハドソン川トンネル計画一気に前進へ バイデン政権、約3億ドル支援

 

 

ハドソン川トンネル計画一気に前進へ

バイデン政権、約3億ドル支援

 

31日午後、ニューヨークのウェストサイドレールヤードで開催されたイベントでハドソン川トンネル計画について発言するバイデン大統領(Photo: 本人の公式ツイッター(@POTUS)より)

 

 バイデン大統領は31日ニューヨーク市を訪問し、連邦政府がハドソン川トンネル計画に2億9200万ドルの拠出を行うと発表する。同日、ニューヨークポストが報じた。

 この拠出は2021年11月に超党派で成立した1.2兆ドル規模のインフラ投資法に基づく支援。バイデン氏は30日にはメリーランド州バルチモア市で150年前に完成したトンネル建て替え計画を発表している。ホワイトハウスは声明文の中で「ハドソン川トンネル計画で、ニュージャージートランジットやアムトラックを利用する20万人の足の便は向上する。その上、7万2000人の新規雇用が創出される」と指摘している。現在使用しているトンネルは老朽化が進んでいる。12年にはハリケーン・サンディによる被害を受け、20年には列車運行に1万2653分の遅れがあったという。

 ハドソン川トンネル計画はニュージャージー州ニューアークとニューヨーク市の間の鉄道インフラを整備するという「ゲートウェイ計画」の一部。ハドソン川下にある1910年に完成した鉄道専用トンネルを建て替える。総工費は160億ドル。工事の初期段階の予算は6億4900万ドルで、連邦政府の支援はこれに使われる。ニューヨーク州選出のシューマー多数党院内総務は、「連邦政府が乗ってきたことから、計画は一気に前進する」と話している。

 


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