乳児が保育園で死亡 無認可運営だったと判明

 生後3ヶ月の新生児が無認可の保育園で急死する事件が起き、ニューヨーク市警察(NYPD)が詳しい死因の特定を急いでいる。
 死亡したカール・タウンドローくんの母親は13日午前、ソーホーにある保育園にカールくんを預け、職場に向かった。また同日はカールくんの初登園日で、正午にミルクを与えるために保育園に行く予定だった。
 しかし12時15分ごろ、保育園のオーナーから「カールくんの唇が青く変色し、様子がおかしい」と警察に通報が入った。その後レノックスヒル病院に運ばれたが、死亡が確認された。
 NYPDによると、未だ死因は特定されていないが、カールくんは職員によって授乳された後に容態が急変したという。
 母親は保育事業に携わる人に勧められて同保育園を選んだというが、この保育園は無認可で14年間も運営を続けていたことが判明した。事故当時、保育園には3カ月〜3歳の乳幼児15人と職員4人がいた。
 幼くして亡くなったカールくんを偲ぶ声は多く、葬儀代などを集める募金活動には既に3000ドルほどの寄付が集まっている。