集団暴行を受けた元女子高生 4年ぶりに現場を訪問

 高校生のころ、同級生らから集団暴行を受けたブルックリン区の女性が先週、4年ぶりに事件現場を訪れた。
 当時、ブルックリン・アカデミー高校に通っていたシャカラ・マクローリンさんは(22)は2011年4月1日の放課後、マクローリンさんが学芸会で歌を披露することに嫉妬をした女子生徒ら5人のグループから、南京錠の入った靴下で顔面や胴体を殴打された。マクローリンさんは顔に深い傷を負い、聴覚を失い、予定されていた学芸会は中止となった。
 裁判で、女子生徒ら全員は罪を認めた。首謀者のアリーヤ・スミス被告(21)は実刑判決を受け、他の4人はそれぞれ5年間の保護観察処分と青少年犯罪者を矯正するプログラムへの参加を命じられた。
 事故現場に戻ったマクローリンさんは、「当時の出来事が再びよみがえったような気がする」とその心境を語り、「彼女たち(加害者たち)の幸せを祈る。この経験から何かを学んでいれば良いが」とデイリー・ニュースに述べている。
 現在マクローリンさんは大学で音楽を学んでおり、青少年ゴスペル合唱団と共にいじめ対策団体を設立している。また、24日に開催される同ゴスペル合唱団のコンサートでは、マクローリンさんがこの事件の経験をもとに作成した曲「ディス・イズ・マイ・ストーリー」が披露される。