セントラルパークの遊び場を改装 20世紀初頭の姿へ

 セントラルパーク内にある子ども用の遊び場、マリナーズプレイグラウンドが来年、建設された当時の姿に様変わりする。
 1936年に初めて建設された西84丁目の入り口付近に位置するこのプレイグラウンドは、90年代に行われたリノベーションの際、遊び場を取り囲んでいたベンチの代わりにフェンスが立てられ、ままごと用の家なども鉄のジャングルジムの登場と共に姿を消した。しかし、このほど新たなリノベーションのもと、失われた建設当初の遊び場がよみがえることが決定した。
 リノベーションを担当するレーン・アドニーゾ氏によると、遊び場の本来の姿が戻るようフェンスを取り壊し、ベンチを周りに配置する他、鉄の遊具の代わりにおもちゃの家が設置されるという。加えて、噴水による水辺アトラクションや砂場、ブランコなども遊び場にお目見えする。
 遊び場をモダン化し、安全設備を強化しながらも昔の風景を取り戻すこのリノベーションには150万ドルの予算が組み込まれ、2016年春頃起工予定で、半年かけて建設されるもよう。またリノベーションが済み次第、マンハッタンで黒人が初めて土地を所有しはじめた場所であるセネカビレッジを記す記念板も遊び場に飾られる。

www.centralparknyc.orgより