教派超えて平和の実現を訴え

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共同通信

 【ジュバ共同】アフリカを訪問中のローマ教皇フランシスコは3日、南スーダンの首都ジュバに到着し、キール大統領らと面会した。英国国教会やスコットランド教会の指導者も同行した。南スーダンでは政情不安が続いており、教派を超えて平和の実現を訴えた。

 教皇は面会後の演説で、南スーダンを流れる白ナイル川を引き合いに出しながら「憎しみや部族主義に押し流されず、未来に向かってこぎ出す時だ」と呼びかけた。キール氏やマシャール第1副大統領らに対し「暴力の洪水にのみ込まれないよう」に求めた。

 教皇庁(バチカン)によると、南スーダンの人口の半分程度がカトリック信者。