金融、マクロ政策安定重要

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共同通信
日銀の黒田東彦総裁

 木原誠二官房副長官は5日のNHK番組で、4月8日に任期満了を迎える日銀の黒田東彦総裁の後任人事を巡り「一番適切な方を岸田文雄首相が選ぶ。金融が安定し、マクロ政策が安定していくことが重要だ」と述べた。物価が安定的、持続的に上昇する経済の構築が必要だとも強調した。

 被扶養者のパート従業員らが社会保険料を負担しないように時間を抑えて働く「130万円の壁」については「賃上げされても就労調整をしなければならず、所得が上がらないのはあってはならない」と指摘。対応策を検討する考えを示した。