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共同通信
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【ソウル共同】日本人2人を含む159人が亡くなった韓国ソウル・梨泰院の雑踏事故から100日目に当たる5日、韓国の国会議員会館で追悼式が開かれた。責任の所在などを調べる国会の国政調査特別委員会が主催し、遺族の他、国会議長や与野党トップらが参列。国の機関が開く初の追悼行事となった。亡くなった冨川芽生さん=当時(26)=の遺影も掲げられた。
遺族会のイ・ジョンチョル代表は「『愛する人を守れなかった』と自分を責める家族や友人を、二度と生んではならない」と訴えた。献花の際には、震える手で遺影をなで泣き崩れる遺族や体調を崩す人もおり、参列者のむせび泣く声が広がった。