政府、日朝会談へ環境整備

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共同通信

 松野博一官房長官は6日、北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(87)らと首相官邸で面会し、日本人拉致問題の早期解決を求める約230人分の署名を受け取った。被害者と家族の高齢化を踏まえ「拉致問題は時間的制約のある人道問題だ」と述べ、日朝首脳会談の実現へ環境整備を進める意向を伝えた。

 松野氏は拉致問題担当相を兼務している。面会には、めぐみさんが通っていた新潟市の小中学校の同級生がつくる「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」の池田正樹代表らが同席した。署名は同会が集めた。