8月1日をもって閉鎖することが決まっているマンハッタン区ローワーイーストサイドのセント・ジョセフ教会で今月26日、最後の日曜ミサが執り行われた。
1924年に設立された同区モンロー通り5番地にある同教会では同日、リノ・ゴンサルベス牧師による日曜ミサが行われ、およそ80人が参列した。ゴンサルベス牧師は参列者に対し、これからは同教会から数ブロックの距離にあるトランスフィギュレーション教会やセント・テレサ教会に参列するように勧めた。
ニューヨーク大司教会区では、歴史上最大規模の大幅な再編成が行われており、368ある教会のうち、112が近隣のほかの教会に統合される。8月1日には、マンハッタン区の9教会、ブロンクス区の6教会、スタテン島の4教会、市北部の郡にある教会など、31の教会の閉鎖が予定されている。閉鎖した教会は特別なイベントに使用されるか、または売却し、その利益が現存するほかの教会の運営資金に充てられるもよう。
大司教会区の再編成は、人口動向や礼拝への参列者数の減少を受けてのもの。大司教区には280万人のカトリック教信者が存在すると推定されるが、昨年の日曜ミサへの平均参列者数はわずか34万6000人だった。