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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領は7日夜(日本時間8日午前)、上下両院合同会議で一般教書演説に臨む。「われわれの民主主義は今も不屈だ」と述べ、約2年前の議会襲撃事件がもたらした危機を克服したと訴える。新型コロナウイルス流行を乗り越えたともアピール。2024年大統領選への再選出馬をにらみ、政策実現へ「協力できない理由はない」と超党派の協力を呼びかける。
ホワイトハウスが演説抜粋を事前に公表した。バイデン氏の一般教書演説は2回目で、野党共和党が下院多数派を握ってからは初めて。政権2年間の実績を強調し、約40%と低迷する支持率の向上につなげたい考えだ。
中国の偵察気球を米軍が撃墜して緊張が高まる米中関係や、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの言及も焦点となる。
共和党でウクライナ支援の予算見直しを求める声がある中、世界のエネルギー、食料供給にも悪影響を及ぼしているロシアの侵攻を非難し、北大西洋条約機構(NATO)や、先進7カ国(G7)と連携してウクライナを支え続けると表明する見通し。