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共同通信
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広域強盗事件で「ルフィ」などと名乗り犯行を指示した疑いがあり、フィリピンを拠点とする特殊詐欺グループのリーダー格とされる渡辺優樹容疑者(38)が2017年ごろ、タイでも特殊詐欺に関わっていたとみられることが10日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は摘発を逃れるため拠点を転々としていたとみて調べる。
捜査関係者によると、渡辺容疑者が17年にタイに滞在していたことが出入国の記録から判明。17年8~12月、日本国内の仲間と共謀して「口座から現金が不正に引き出されている」とうそを言い、高齢者らからキャッシュカードをだまし取るなどした疑いがある。