Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】米連邦捜査局(FBI)の当局者は9日、米軍が領海上で撃墜した中国の偵察気球の回収作業は「かなり時間がかかる」との認識を示した。米メディアが伝えた。海上に浮いていた気球の風船部分やワイヤ、ごく少数の電子部品を回収したものの、搭載していた機材の主要部分はまだ海中に沈んだままだという。
気球は4日に南部サウスカロライナ州沖約11キロの領海上で米軍戦闘機にミサイルで撃ち落とされた。海軍、沿岸警備隊、FBIの潜水チームが回収作業に当たっている。FBIの当局者は、今後の天候次第で作業がさらに長期化する可能性があると説明した。