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共同通信
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東日本大震災で大きな被害に遭った岩手、宮城、福島3県の自治体や団体が、トルコ南部を震源とする大地震の被災者を支援するため、相次いで募金活動を始めた。震災直後にトルコの救援隊が駆けつけた宮城県石巻市の斎藤正美市長は「ご恩は市民一同、決して忘れない」と強調。「恩返し」の輪が広がっている。
トルコ隊員約30人が捜索活動に当たった同県七ケ浜町では、役場に置いた募金箱の横に活動の写真を掲示した。
福島県南相馬市も市役所など4カ所に募金箱を設置。岩手県陸前高田市では、震災の記憶を伝えようと津波到達地点に桜を植樹しているNPO法人「桜ライン311」が9日から募金活動を開始した。