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共同通信
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【カフラマンマラシュ共同】トルコ南部を震源に6日に起きた大地震で、被災したトルコと隣国シリアの当局などによると、確認された死者は両国で計2万8千人を超えた。12日で発生から7日目となったが、崩壊した建物のがれきの下に取り残された行方不明者らの懸命の捜索活動が続いた。
アナトリア通信によると、トルコ南東部アドゥヤマン県で7歳と8歳の男児が152時間後に、南部ハタイ県で64歳の女性が150時間後に、それぞれ救出された。
厳寒の中、時間が経過するにつれて救助活動は厳しさを増し、被災地の治安悪化も懸念されている。
トルコ当局は11日、被災地で略奪や強盗をしたなどとして容疑者90人以上を逮捕し、銃やライフルなどを押収した。DPA通信などによると、ドイツとオーストリアから派遣された救助隊などが、安全への懸念から活動を一時停止した。
英スカイニューズ・テレビなどによると、11日にトルコ南部の被災地を訪れた国連人道問題調整室のグリフィス室長は、死者数は2倍以上になる恐れがあると語った。