シングルライフを満喫しているニューヨーカーの皆さん、五感をフル活用して楽しむディナーはいかが。グリニッジビレッジにあるカマーシェ・ビストロ(www.camaje.com)では、目隠しで楽しむディナー「ディナーズ・イン・ザ・ダーク」を毎月不定期で開催している。
目隠しの状態で初対面の人たちとフルコースのフレンチディナーを堪能する同イベント。まず受け付けでアイマスクが渡され、目隠しをした状態で店内に入り着席。そして食事がスタートする。メニューは一切知らされないが、自分が何を食べ飲んでいるかを考えるのも楽しみの一つ。アレルギーやどうしても食べられない物がある人は、チケット購入時に連絡をすれば対応してくれる。
視覚が完全に失われているため、耳元で会話をする、自然とボディータッチが増える、また触れていなくても隣にいる人の存在を〝肌で感じる〟など、参加者からはなかなか日常の生活では体感できない感覚を楽しんだという声が聞かれる。味覚・嗅覚・触覚・聴覚が研ぎ澄まされ、イマジネーションを存分に掻き立てられるようだ。また、愛し合っているものの倦怠期に陥っていたあるカップルは、このディナーに足を運び、再び愛を取り戻したという。ソフトな〝アイズ・ワイド・シャット〟を体験できるといったところか。
「結婚前は目を十分開き、結婚後は目を半分閉じよ」という教訓(?)もあるが、「もっと良い人がいるのでは?」と考えてなかなかパートナーが定まらない人は〝出会う時から目は閉じる〟を実行すれば、すぐに相手が見つかるかもしれない。
プライベートパーティーの予約も受け付けているので、合コンやバースデーパーティーに活用するのもおすすめ。「気になっている人はいるが、なかなかお近づきになれない〜」と思っている人は、その人を誘い、距離をぐっと近づけるきっかけ作りに活用しよう。
参加費は一人85ドル(税金・チップ込み)、8月の開催は15、19、22日。いつもはお休みしている貴方の感覚をフル回転させて、刺激的な一夜を過ごしてみては。