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共同通信
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【ロンドン共同】ポルトガルのカトリック教会で1950年以降、少なくとも4815人の未成年者が聖職者らから性的虐待を受けていたことが13日、判明した。被害の実態を調査していた独立委員会が報告書を発表した。独立委は、調査結果は「氷山の一角に過ぎない」と指摘した。英メディアが報じた。
ロイター通信などによると、加害者の77%が聖職者で、被害者の57%は男性。虐待の大半は10~14歳の時に行われ、最も幼い被害者は2歳だったという。ポルトガルはカトリック教徒が大半を占める。同国の司教協議会の代表は「報告書は厳しく悲劇的な現実を表している。全ての犠牲者に許しを請う」と述べた。