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共同通信
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不登校の小中学生が過去最多となったことを受け、文部科学省は14日、全児童生徒に配られた学習端末を使い、気分や体調の変化に関するデータを蓄積して不登校の兆候を把握していくことを柱とする対策案を有識者会議に示した。不登校の「予防」を重視したのが特徴という。3月中に対策を取りまとめ、教育委員会などに周知する。
端末の活用は、日々の睡眠時間や現在の気分などを児童生徒が入力する形式を想定。データ分析により、教員やスクールカウンセラーが悩みのある子どもを見つけやすくする。大阪府吹田市などが導入しており、文科省は全国に広げたい考え。