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共同通信
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【北京共同】中国が世界に偵察気球を飛ばしていると米国が非難している問題で、中国外務省は15日までに、米国の主張に追随しないよう日本を繰り返しけん制した。日本の防衛省は九州と東北で確認された3件の飛行物体が中国の無人偵察用気球だと強く推定されると14日発表。日中関係の新たな火種となる可能性がある。
中国は韓国に対しても気球の問題で米国に同調しないよう要求。中国への国際的な批判が高まるのを警戒している。
中国外務省の汪文斌副報道局長は14日の記者会見で「日本が客観的で公正な立場を取り、米国に追随して騒ぎ立てないことを希望する」と強調した。