ニューヨーク・ヤンキースは5日、ブロンクス区のヤンキースタジアムに新しい入場警備システムを導入すると発表した。
これは「クリア(CLEAR)」と呼ばれる生体認証を利用したセキュリティシステムで、メジャーリーグ(MLB)の認可を受けている。既にサンフランシスコ・ジャイアンツのAT&Tパークとコロラド・ロッキーズのクアーズフィールド、各2球場で導入されているほか、ダラス・フォートワース、ラスベガス、サンフランシスコなど国内12空港でも採用されている。
7日以降ヤンキースやNYCフットボールクラブ(NYCFC)で開催される、そのほかのイベントのチケットを保有する人は、事前にクリアのシステムに登録をしておけば、当日は専用入口「ファスト・アクセス」から入場することが可能となる。またヤンキースとNYCFCの試合日には、4番ゲート(正面ゲート)の外に設置されたテントで登録を行うこともできる。登録料は無料で、登録後は直ちに入場が可能となる。
ファスト・アクセスの入り口は、通常チケット用は2番ゲート(ジェロームアベニューと東164丁目)に、またスイートチケット用はスイート入り口(東161丁目の4番入り口の隣)に設置される。
なおクリアシステムに登録した入場者であっても、バッグなどを持ち込む場合には従来どおり係員の検査を受ける必要がある。