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共同通信
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トヨタ自動車グループの製造系企業の労働組合が15日、2023年春闘の要求書を一斉に提出した。全トヨタ労働組合連合会によると、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分や定期昇給維持分を含む賃上げの要求額は、1人平均1万2751円と前年から6598円増加した。00年以降で最高額となった。
全トヨタ労連がトヨタ自動車労働組合を除く120組合を対象にまとめた。足元の物価上昇などを踏まえ、トヨタ労組を含む全121組合がベア相当分を求めた。
トヨタを含む年間一時金(ボーナス)の平均要求月数は、前年より0.01カ月少ない5.07カ月だった。企業業績の動向が反映された。