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共同通信
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【ニューヨーク共同】15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比38.78ドル高の3万4128.05ドルで取引を終えた。この日発表された米小売売上高が堅調だったのを受けて米経済の底堅さが意識され、買いが優勢となった。ただ米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化への警戒感もあり、上値は重かった。
1月の小売売上高は前月比3.0%増と3カ月ぶりのプラスとなった。外食や百貨店の売り上げが大きく伸びて消費意欲の高さが示されたことが材料視された。一方、FRBが物価高抑制のために金融引き締めを継続するとの懸念もくすぶり、売り買いが交錯した。