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共同通信
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日本政府は、議長国として24日に開催を予定する先進7カ国(G7)首脳によるオンライン会議に、ウクライナのゼレンスキー大統領を招く調整に入った。ウクライナ側は参加意向を伝えている。ロシアのウクライナ侵攻から1年を迎える日に、対ロ制裁の強化とウクライナ支援を明記した首脳声明を発表する方向だ。岸田文雄首相は、地雷除去や、攻撃で破壊された橋などのインフラ復旧に向けた日本独自の支援も提案する考え。複数の政府関係者が16日、明らかにした。
ウクライナ側は、5月のG7広島サミットを巡り招請があれば、ゼレンスキー氏の広島訪問を本格検討する意向を示しており、オンライン首脳会議で話題に上る可能性がある。
ウクライナ政府によると、国土の約3割に地雷が埋まっていたり不発弾が残っている可能性がある。岸田氏はオンライン会議で、日本がカンボジアで培った地雷除去の知見や技術を提供する考えを表明する見通し。発電機供与も検討している。