マンハッタン区アッパーイーストサイドで富裕層向け薬局「セドラ・ファーマシー」を経営するメイゼン・カーナビ—氏が、今秋同区ワシントンハイツに庶民向けの新たな薬局を出店することが明らかになった。
ブロードウェーと西161丁目にできる新店舗「カーナビー・ドラッグス」は、通常の薬や商品のほか、 HIVやC型肝炎の治療薬など特殊な薬も扱うが、アッパーイーストサイド店で行うようなコンシェルジュサービスは提供しないという。
薬局では珍しいこのコンシェルジュサービスは、ひと月2500〜6500ドルまで4種類のプランがある。一番値段の安いプランでも、無料の血糖値計や糖尿病検査紙、24時間サポート、薬剤師が出張し投薬内容を考えるサービス、さらに医師の予約時にはリムジンで送迎といった内容が含まれている。
新店舗が開店する場所は、斜め向かいに既に「セントアンソニー・ファーマシー」があり、さらにそのすぐ北側には「JMCファーマシー」があることから、今秋からは薬局激戦区になると予想されている。