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共同通信
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日中両政府は21日、高官による「外交当局間協議」と「防衛当局間協議」を東京都内でそれぞれ開催した。防衛当局間協議で日本側は、中国の無人偵察用気球とみられる物体の日本上空飛行に関し、領空侵犯は受け入れられないと伝え、事実確認と再発防止を求めた。双方は防衛幹部間を直結するホットライン(直通電話)に関し、今年春ごろの運用開始に向けて調整する方針で一致した。
外交当局間協議は2019年2月に北京で実施して以来、約4年ぶり。日本側は対話の枠組みを再始動させることで、日中の緊張緩和につなげたい狙い。林芳正外相の訪中時期の調整も進める意向だ。