「センチュリー21」、今春復活
高級ブランドを安く、市民に朗報
新型コロナウイルスの感染拡大で破産した高級ブランド品安売り店「センチュリー21」がこの春ついに復活する。17日、シークレットNYCが伝えた。
同店の旗艦店はダウンタウンのコートランド・ストリート、ワールドトレードセンターの向かいにあった。60年間もニューヨーカーに愛され続けた老舗で、6つのフロアに商品が所狭しと並ぶディスカウントデパートだった。昨年2月、SNSで復活を宣言。この度、旗艦店のあった場所で巻き返しを図ることになった。レイモンド・ギンディ共同CEOは「良いものを安くがモットー。 父が創業した家族経営の店で、再開を決めたのは感情的な理由もある」と説明。「顧客にも恩返しがしたい。破産して以来考え続けてきた」と話した。破産後、ギンディ一族がセンチュリー21のブランドネームを購入して再開を模索していたという。
復活に当たっては、6番街やヤンキー・スタジアムでMLBショップを経営する「レジェンド」が運営に関与する。フロアは4つに縮小。洗練した品揃えに絞る。インターネット通販も実施。インスタグラムではすでに社員募集も開始した。向こう数週間のうちに多店舗展開計画を発表する予定だ。センチュリー21の復活は、セントラルパークのボートハウスの再開とともにニューヨーカーにとっては朗報だ。
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