マンハッタン区タイムズスクエアが、観光客の数によるものではなく、“身体に国旗のペイントなどは施しているものの実質トップレスの女性たちが世界で最も有名な街角を徘徊している問題”で騒がしくなった20日に、これらの女性たちの姿を見ることはできなかった。彼女たちに仕事をあっせんし、取り仕切っているとされる、いわゆる“ぽん引き”の男性がマンハッタン区地方裁判所へ出廷要請されていたからだった。
19日までに出廷しなくてはならなかったところ、この男性(25)が現れなかったため、水曜日には逮捕されていたことが分かった。20日は、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長がこれらの女性の商売を問題視して、対策を講じるとの発表がされた日。その第1号とでも言うのだろうか、マンハッタン区の裁判所は、この男性が罪を認めなかったため30日間の拘留と保釈金2000ドルなどを言い渡した。市長を始めとする市が具体的な対策に乗り出す意志がみてとれる。
男性の代理弁護人は、ことしに入り男性にとってこれが4回目の逮捕となることも発表した。以前に女性に対する恐喝や嫌がらせを行った罪に問われたという。
この男性が仕事をあっせんし、タイムズスクエアでトップレス姿などで働き写真を一緒に撮ることなどでチップを得ていたとされる女性らの名前は公表されていない。