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共同通信
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【ソウル共同】韓国統計庁は22日、女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率が2022年は0.78となり、過去最低を更新したと明らかにした。前年比0.03ポイント減で、前年割れは7年連続。22年に生まれた子どもの数は前年比4.4%減の24万9千人。
コロナ禍に伴う婚姻の減少が影響したほか、住宅価格の高騰や、学歴社会を背景とした子どもの教育費負担なども、若い世代が結婚・出産をためらう背景として指摘されている。
出生率は経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均値1.59(20年)の半分以下に。日本も21年は6年連続減少の1.30と深刻とされるが、韓国はさらに低い。