シリア「奇跡の赤ちゃん」養子に

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共同通信
シリア北部アレッポの病院から退院した赤ちゃん(中央)=19日(ゲッティ=共同)

 【ガジアンテプ(トルコ南部)共同】6日に大地震に襲われたシリア北西部ジンデリスで、崩れたがれきの下から救出された生後間もない赤ちゃんが22日までに、親族に養子として引き取られた。赤ちゃんの母親はがれきに埋まった状態で出産した後、死亡したとみられ、「奇跡の赤ちゃん」と交流サイト(SNS)などで呼ばれている。

 複数の欧米メディアによると、赤ちゃんは女の子。地震発生から約10時間後に見つかり、母親とへその緒でつながったままだった。父親ときょうだいも地震で死亡。DNA検査を経て、父方のおば夫妻に引き取られ、母親と同じ名前「アフラー」と名付けられた。赤ちゃんの健康状態は良いという。