米、軍事対話の縮小に「失望」

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共同通信
クリテンブリンク米国務次官補

 【ワシントン共同】クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は22日、中国の偵察気球問題で米中間の軍事対話が縮小した現状に「失望」を表明し、外交的な働きかけを続ける考えを示した。ラトナー国防次官補(インド太平洋安全保障担当)は、国防当局間の意思疎通が実務者レベルに限定されていると明かした。オンライン記者会見で述べた。

 クリテンブリンク氏は偶発的な衝突を回避する重要性を強調。ブリンケン国務長官が18日にドイツで中国の王毅共産党政治局員と会談した際、危機管理に特化した常設の対話手段を確保するよう求めたと説明した。