Published by
共同通信
共同通信
【ロンドン、ベルリン共同】英国防省は24日、ロシアがここ数週間で作戦を変更し、領土の獲得よりもウクライナ軍の戦力低下に焦点を当てていると分析した。長期戦に持ち込み、ウクライナ軍を疲弊させる狙いがあるとしている。一方、ポーランドが提供したドイツ製の主力戦車レオパルト2がウクライナに4両到着。欧米から同戦車が引き渡されたのは初めて。
同省によると、ロシアは昨年2月24日にウクライナの全土掌握を目指し本格的な侵攻を始めたが、4月までに失敗と認識。東部と南部での支配拡大に焦点を当ててきたが、進展は遅く、犠牲も大きいと指摘した。
ポーランド政府は24日、同国が保有するレオパルト2を保有国として初めてウクライナに引き渡したと明らかにした。戦車「PT91」60両も提供するとしている。ポーランド通信が伝えた。
また、ドイツ国防省は24日、自国のレオパルト2をさらに4両供与すると発表。計18両となる。