結婚や出産制限5人に1人

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共同通信
知的障害者の恋愛、結婚、子どもを持つことへの賛否

 北海道のグループホームで知的障害者が不妊手術や処置を受けていた問題を巡り、共同通信が全国の当事者やその家族らに調査した結果、20代以上の約5人に1人(19%)は恋愛や結婚、出産について周囲から反対、制限された経験があることが26日、分かった。

 結婚や同棲、子どもを持った経験がある人は8%にとどまった。恋愛や結婚には家族らの過半数が賛成したが、子どもを持つことには約6割が反対だった。知的障害者の結婚や出産などには依然、社会全体で壁があり、当事者の自己決定権が制限されている実態が浮き彫りになった。