ダンテさんがイェール大学入学準備 デ・ブラシオ市長「寂しくなる」

 ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長の長男ダンテさん(17)が22日、コネチカット州のイェール大学に入学する準備のため、居を移した。
 市長の広報担当官によると、当初の予定では市長夫妻も同日同行することになっていたが、大袈裟にしたくないとのダンテさんの希望により、市警察(NYPD)から派遣されたボディーガードが運転する車で、1人同大学へ向かったという。ダンテさんはまず、プレオリエンテーションに参加し、その後市長夫妻がダンテさんの荷物を届けるのだという。
 黒人のシャーレーン・マックレイ氏と白人の市長との混血であるダンテさんは、2013年の市長選キャンペーンの際、人種と警察活動について語ったテレビの選挙用CMに出演し、市長の民主党代表候補選出に一役買っている。ブルックリン区のブルックリン・テクニカル高校を6月に卒業し、希望した10校全ての大学から入学許可を受けていたが、最終的に同大学とロードアイランド州のブラウン大学に絞り、父方の祖父にあたる故ウァレン・ウィルヘルム氏が1939年に卒業した同大学への入学を決めた。
 市長の長女シアラさん(20)は、カリフォルニア州のサンタクララ大学に在学中で既に家を出ており、市長は同日、参加したハーレムでのイベントで子どもの旅立ちに対する寂しさを語った。