Published by
共同通信
共同通信
【ガジアンテプ(トルコ南部)共同】トルコ・シリア大地震を受け、2011年からのシリア内戦でアサド政権と距離を取ったアラブ諸国が28日までに相次いで支援を表明し、関係改善の動きが加速し始めた。地震はシリア北西部の反体制派地域で大きな被害を出した一方、外交的な孤立解消を目指すアサド政権には追い風の状況を生んでいる。
6日の地震発生後、ヨルダンのアブドラ国王、エジプトのシシ大統領、バーレーンのハマド国王がアサド大統領と電話で会談。ヨルダン、エジプトの外相は内戦以来初めてシリアを訪問した。アラブ首長国連邦(UAE)は支援物資の供給を続けている。