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共同通信
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【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領は1日、1919年に朝鮮半島で日本の植民地支配に抵抗して起きた「三・一独立運動」を記念するソウルでの政府式典で演説した。日本について「過去の軍国主義の侵略者から、われわれと普遍的価値を共有し、安全保障や経済で協力するパートナーになった」と述べ、未来志向の関係を強調した。元徴用工訴訟問題など日韓間の具体的な懸案には言及しなかった。
昨年5月の就任以来、尹氏の同式典演説は初めて。日韓関係の改善を掲げてきた尹氏は、演説で植民地支配の歴史の反省を求める内容は避け、世界情勢や日本の変化を強調した。