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共同通信
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【ワシントン共同】米下院に新設された「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」は2月28日、専門家を呼んで初の公聴会を開いた。委員らは中国の経済的な影響力拡大が米国に脅威をもたらしていると危機感を表明し「超党派で対策が必要だ」と訴えた。終了後、ギャラガー委員長(共和党)は台湾のほか、日本などの同盟・友好国を訪問し連携を深めたいと意欲を示した。
ギャラガー氏は公聴会の冒頭で、米国が中国に経済的な関与を続ければ民主化するとの「希望的観測を持ち続ける時代は終わった」と強調。民主党のクリシュナムルティ筆頭委員も「民主党も共和党も、中国を見くびっていた」と指摘した。