NATO加盟法案可決

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共同通信
フィンランドのマリン首相(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】フィンランド議会は1日、北大西洋条約機構(NATO)加盟に関する法案を賛成多数で可決した。ウクライナに侵攻したロシアと長大な国境を接するフィンランドでは4月に議会選が控えており、マリン政権は早期加盟に向けて手続き推進を図ってきた。

 フィンランドは昨年5月、スウェーデンと共にNATO加盟を申請。加盟にはNATO全加盟国の批准が必要だが、トルコがフィンランドの承認を示唆する一方、スウェーデンには慎重姿勢。マリン政権は同時加盟を目指す考えを示すものの、先行する可能性も取りざたされている。