殺処分、1500万羽超える

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共同通信
鳥インフルエンザが確認された福岡市の養鶏場で、防疫作業に当たる職員ら=2日午前(福岡県提供)

 福岡県は2日、福岡市の養鶏場で見つかった高病原性の鳥インフルエンザが疑われる事例に関し、遺伝子検査で陽性を確認したと発表した。この養鶏場で飼育する採卵鶏約24万3千羽を殺処分する。農林水産省によると、今シーズンの農場での殺処分対象数は全国で計約1502万羽となり、過去最多を更新した。

 このうち採卵鶏は計約1386万羽となり、全国で飼育されている約1億3729万羽(2022年2月時点)のうち1割を超えた。処分数の増加は卵の値上がりや卵を使った商品の販売休止といった動きにつながっており、物価高で苦しむ家計に打撃を与えている。福岡県での確認は今季4例目。