ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は2日、先月ガス爆発事故が起きたブロンクス区のジョン・F・ケネディーキャンパスを利用する7の高校が、新学年度初日の9日から当初の予定を変更することなく開校することを発表した。
同区マーブルヒルのテラスビュー・アベニューにある同キャンパスで先月20日、設置された新しいガス管の安全性を検査するため作業員がつけたマッチの火に引火し爆発、キャンパス内にあるマーブルヒル高校の6階部分の壁が大破し、がれきが200フィート(約61メートル)先まで飛ばされた。この事故で3人が負傷し、また140人の消防士が駆けつける騒ぎとなった。学校関係者によると、爆発により破損した教室は壁板でふさがれているため、復旧工事が始まっても授業やプログラムには影響を及ぼさないという。
同キャンパスは、マーブルヒル高校のほか、ブロンクス・シアター高校、ブロンクス・スクール・オブ・ロー&ファイナンス、ブロンクス・エンジニアリング&サイエンスなどの7つの学校が使用しており、およそ3000人の生徒が学んでいる。
爆発の影響でダメージを受け、まだ修復作業が完了していない教室などは、生徒の安全のために立ち入り禁止となっている。