対韓輸出規制の強化措置を解除へ

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共同通信

 政府は6日、2019年から続く韓国に対する輸出規制の強化措置について、解除に向けた2国間協議を始めると発表した。韓国政府も同日、規制強化の撤回を求めて世界貿易機関(WTO)に提訴した紛争処理手続きを中断すると表明。半導体関連材料の許可審査の緩和や、輸出手続き上の優遇対象国への再指定を話し合うために、近く両政府幹部による政策対話を開く。日韓関係は改善へ大きく前進した。

 日本政府はこれまで、韓国の輸出管理体制に不備があり、安全保障上の懸念から規制を強化したと説明してきた。だが、韓国は元徴用工訴訟に対する報復と受け止め「政治的な動機による差別的な措置」としてWTOに提訴した。