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共同通信
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エスカレーターでの事故を防ぐため、歩かず立ち止まって乗ることを利用者に義務付ける条例が名古屋市議会の本会議で7日、可決、成立した。事故の増加傾向を踏まえ、市民や来訪者に安全な利用を促すのが狙い。罰則はなく10月1日に施行する。条例制定は、都道府県と政令市では埼玉県に続き2例目。
日本エレベーター協会によると、2018~19年の調査でエスカレーターの事故は1550件。原因は歩行による転倒など「乗り方不良」が51.9%で最多だった。
名古屋市でエスカレーターに関連した救急隊の出動件数は19年度に161件、20年度に96件、21年度で133件だった。