9日の夜から市に豪雨をもたらした雨雲は、思わぬプレゼントをニューヨークへ届けた。2001年9月11日に発生した米同時多発テロから14年目となることし11日を目前に10日、現ワン・ワールド・トレードセンターあたりから、ニューヨーク市内の上空に虹がかかった。この虹を捉えた写真は、ローカルの各ニュースメディアが一斉に伝え、ソーシャルメディア上でも瞬く間に拡散された。
写真を撮ったのは、スポーツ関連事業のマーケティング会社を運営するベン・スタナーさん。クイーンズ区にある自宅のテラスからその日の天気を確認するのが、毎朝の日課だという。この日いつもと違っていたのは大きな虹がマンハッタンを包んでいたことだ。NBC4の取材に対し、「今まで見たどんな虹より特別だと思って、夢中で写真に収めた」と述べている。
ABC7も、「この素晴らしい写真を拡散してください」と伝え、ソーシャルメディア上では、「信じられない!」「ありがとう」「涙が出た」などのコメントが投稿された。
平和と希望の架け橋がいつまでもニューヨークにかかることが切に願われる。